2022年3月20日 / 最終更新日 : 2022年3月20日 rn-admin 文学でたどる日本の近現代 『たまゆら』『虚構の家』曽野綾子(1931年〜) 連載・文学でたどる日本の近現代(25)在米文芸評論家 伊藤武司 ここ数年来、女性の社会進出が大きな話題となっている。「ジェンダー不平等指数」という判定方法もあるが、世界経済フォーラムの「ジェンダー・ギャップ指数」によれ […]
2022年2月16日 / 最終更新日 : 2022年2月16日 rn-admin 文学でたどる日本の近現代 『暗夜行路』志賀直哉(1883〜1971年) 連載・文学でたどる日本の近現代(24)在米文芸評論家 伊藤武司 白樺派を牽引 志賀直哉は大正時代白樺派の芸術・文芸運動を牽引した小説家である。明治16年宮城県石巻町に生まれ、2歳の時に東京へ一家で引っ越した。武家の出であ […]
2021年11月19日 / 最終更新日 : 2021年11月19日 rn-admin 文学でたどる日本の近現代 『五重塔』幸田露伴(1867〜1947年) 連載・文学でたどる日本の近現代(23)在米文芸評論家 伊藤武司 「紅露時代」を形成 明治の日本には欧米の技術や思想・文化・芸術など多彩な観念が流れ込んできた。そんな時代に生きた文豪・幸田露伴は、80年にわたり激動の歴史を […]
2021年10月19日 / 最終更新日 : 2021年10月19日 rn-admin 文学でたどる日本の近現代 『婉という女』大原富枝(1912〜2000年) 文学でたどる日本の近現代(22)在米文芸評論家 伊藤武司 土佐藩・野中兼山の娘 幕末の土佐藩といえば坂本竜馬や中岡慎太郎、武市半平太等が思い浮かぶ。明治に入ってからも高知からは板垣退助、後藤象二郎、中江兆民など幾多の歴史 […]
2021年9月20日 / 最終更新日 : 2021年9月20日 rn-admin 文学でたどる日本の近現代 『華岡青洲の妻』有吉佐和子(1931〜84年) 文学でたどる日本の近現代(21)在米文芸評論家 伊藤武司 「才女の時代」 昭和30年代、「才女の時代」という言葉が流行した。若い女性作家が二人出現したのが発端で、それが曽野綾子と有吉佐和子。同年生まれの両者は、信仰も同じ […]
2021年7月19日 / 最終更新日 : 2021年7月19日 rn-admin 文学でたどる日本の近現代 『秀吉と利休』野上弥生子(1885〜1985年) 連載・文学でたどる日本の近現代(20)在米文芸評論家 伊藤武司 漱石を師と仰ぎ 野上弥生子は明治18年、大分県臼杵の商家の娘として生まれ、かなり活発な少女時代をすごした。明治33年、16歳で上京し、キリスト教系の明治女学 […]
2021年6月19日 / 最終更新日 : 2021年6月19日 rn-admin 文学でたどる日本の近現代 『豊饒の海』三島由紀夫(1925〜70年) 連載・文学でたどる日本の近現代(19)在米文芸評論家 伊藤武司 憂国忌50年 憂国忌50年の昨年、各種雑誌はこぞって文豪三島由紀夫の特集を組み、出版や放送もあいついだ。とにかくあの事件はショッキングであった。昭和45年1 […]
2021年5月16日 / 最終更新日 : 2021年5月16日 rn-admin 文学でたどる日本の近現代 『1Q84(ichi-kew-hachi-yon)』村上春樹(1949年〜) 連載・文学でたどる日本の近現代(18)在米文芸評論家 伊藤武司 『風の歌を聴け』は村上春樹が作家デビューをした1979年の作品。主人公の大学生と親友がある夏を過ごすリアリズム手法による青春物語である。その時期、村上は大 […]