2022年4月20日 / 最終更新日 : 2022年4月20日 rn-admin 文学でたどる日本の近現代 『蒼氓』石川達三(1905〜85年) 連載・文学でたどる日本の近現代(26)在米文芸評論家 伊藤武司 第一回芥川賞を受賞 文壇への登竜門として最高の権威である芥川賞の第一回受賞作は石川達三の『蒼氓(そうぼう)』である。石川は明治38年、秋田県横手町(現・ […]
2022年3月20日 / 最終更新日 : 2022年3月20日 rn-admin 京都宗教散歩 京都御所 都の四神相応と国土軸 連載・京都宗教散歩(5)ジャーナリスト 竹谷文男 京都御所を取り囲む塀の鬼門にあたる北東の角に、内側に切れ込んだ「猿が辻」と呼ばれる箇所があり、「鬼門封じ」のように見える。一方、天皇が日常の政務や儀式を行った清涼殿には […]
2022年3月20日 / 最終更新日 : 2022年3月20日 rn-admin 文学でたどる日本の近現代 『たまゆら』『虚構の家』曽野綾子(1931年〜) 連載・文学でたどる日本の近現代(25)在米文芸評論家 伊藤武司 ここ数年来、女性の社会進出が大きな話題となっている。「ジェンダー不平等指数」という判定方法もあるが、世界経済フォーラムの「ジェンダー・ギャップ指数」によれ […]
2022年2月16日 / 最終更新日 : 2022年3月20日 rn-admin 京都宗教散歩 蹴鞠と精霊とボーイスカウト 連載・京都宗教散歩(4)ジャーナリスト・竹谷文男 賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ、下鴨神社)の蹴鞠始めが1月4日午後、行われた。平安時代のあでやかな蹴鞠衣装に身を包み、鹿革で作った鞠を地に落とさないよう、7人前後で蹴 […]
2022年2月16日 / 最終更新日 : 2022年2月16日 rn-admin 文学でたどる日本の近現代 『暗夜行路』志賀直哉(1883〜1971年) 連載・文学でたどる日本の近現代(24)在米文芸評論家 伊藤武司 白樺派を牽引 志賀直哉は大正時代白樺派の芸術・文芸運動を牽引した小説家である。明治16年宮城県石巻町に生まれ、2歳の時に東京へ一家で引っ越した。武家の出であ […]
2022年1月14日 / 最終更新日 : 2022年1月14日 rn-admin 京都宗教散歩 上賀茂神社の競べ馬 京都宗教散歩(3)ジャーナリスト 竹谷文男 上賀茂神社で行われていた一種の競馬である競べ馬を、木の上で居眠りしながら見ていた僧に対して「落ちて死ぬとも知らずに眠りこけている」と、下にいる人たちはあざ笑った。しかし、そこ […]
2021年12月19日 / 最終更新日 : 2021年12月19日 rn-admin 京都宗教散歩 山本覚馬と明治の京都復興 連載・京都宗教散歩(2)ジャーナリスト 竹谷文男 京都東山のふもとの名刹・南禅寺、その東にある小高い丘の上、同志社共同墓地に山本覚馬の墓が建つ。覚馬は会津藩士で、幕末、京都守護職を任じられた藩主松平容保と共に京都に赴任 […]
2021年11月19日 / 最終更新日 : 2021年11月19日 rn-admin 文学でたどる日本の近現代 『五重塔』幸田露伴(1867〜1947年) 連載・文学でたどる日本の近現代(23)在米文芸評論家 伊藤武司 「紅露時代」を形成 明治の日本には欧米の技術や思想・文化・芸術など多彩な観念が流れ込んできた。そんな時代に生きた文豪・幸田露伴は、80年にわたり激動の歴史を […]