2022年12月17日 / 最終更新日 : 2022年12月17日 rn-admin 神仏習合の日本宗教史 水をめぐる九頭龍信仰 連載・神仏習合の日本宗教史(9)宗教研究家 杉山正樹 白山、阿蘇、鹿野山、戸隠、箱根などの山岳霊場は、龍神信仰と仏教が付会・習合した九頭龍信仰で広く知られる。白山は泰澄、戸隠は学問行者が開基とされているが、それ以前 […]
2022年11月17日 / 最終更新日 : 2022年11月17日 rn-admin 神仏習合の日本宗教史 インド源流の弁財天信仰 連載・神仏習合の日本宗教史(8)宗教研究家 杉山正樹 楽曲や芸能上達の神として崇敬される弁財天。その原神は、川の流れの妙なる様を神格化した古代インドの女神サラスヴァティーである。サラスヴァティーは実在した河の名で、サン […]
2022年10月17日 / 最終更新日 : 2022年10月17日 rn-admin 神仏習合の日本宗教史 熊野三山と山中他界の信仰 連載・神仏習合の日本宗教史(7)宗教研究家 杉山正樹 国土の7割を山地と丘陵に覆われる日本。人々の営みを支える水源となり、貴重な資源をもたらす山々は、古来より里人の生活と共にあり豊穣の源泉であった。恵み深い山の自然は、 […]
2022年9月19日 / 最終更新日 : 2022年9月19日 rn-admin 神仏習合の日本宗教史 北野天満宮と浄土信仰 連載・神仏習合の日本宗教史(6)宗教研究家 杉山正樹 怨霊思想と御霊信仰 奈良時代中期から平安時代末までの400年間は、貴族が政争に明け暮れ戦乱や地震が頻発、都を疫病が度々襲うなど、社会が不安と混乱に包まれた時代であった […]
2022年8月22日 / 最終更新日 : 2022年8月22日 rn-admin 神仏習合の日本宗教史 日吉大社と比叡山延暦寺 連載・神仏習合の日本宗教史(5)宗教研究家 杉山正樹 天台宗と山王神道 11世紀、神仏習合は最澄と空海の登場で新たな段階を迎えるようになる。延暦7年(788)、最澄は薬師如来を本尊とする草庵・一乗止観院(後の延暦寺根本中 […]
2022年7月28日 / 最終更新日 : 2022年7月28日 rn-admin 神仏習合の日本宗教史 八幡神の始まり宇佐神宮 連載・神仏習合の日本宗教史(4)宗教研究家 杉山正樹 八幡神を祀る八幡社は全国の神社8万8千社の半数近くを占め、二位の神明社を大きく上回る。八幡社の総本宮が大分県宇佐市の宇佐神宮で、伏見稲荷と共に渡来人秦氏の創建とされ […]
2022年6月20日 / 最終更新日 : 2022年6月20日 rn-admin 神仏習合の日本宗教史 多度大社の神が仏教に帰依 連載・神仏習合の日本宗教史(3)宗教研究家 杉山正樹 神祇信仰の変化 山を神とする山体信仰の原初形態は、神体山(神奈備)の頂上の磐座や磐境(湧水や滝など)に降臨する神霊を祭祀する「山宮」であった。やがて山麓の人里近くに祭 […]
2022年5月18日 / 最終更新日 : 2022年5月18日 rn-admin 神仏習合の日本宗教史 気比神宮の御祭神が神身離脱 連載・神仏習合の日本宗教史(2)宗教研究家 杉山正樹 6世紀中半、欽明天皇の御代に伝来した仏教は、多少の混乱を経ながら、王家が受容したことで全国へ急速に伝播するようになる。その過程で、列島の各地の神社において奇妙な現象 […]