2023年3月18日 / 最終更新日 : 2023年3月18日 rn-admin 神仏習合の日本宗教史 大黒天─忿怒から笑みの神へ 連載・神仏習合の日本宗教史(11)宗教研究家 杉山正樹 打出の小槌を片手に、満面の笑みをたたえる大黒天。大きく張り出した耳朶で米俵に立つその姿は、福々しいことこの上ない。弁財天と並ぶ七福神の一柱で、インド由来の神様でも […]
2023年2月15日 / 最終更新日 : 2023年2月15日 rn-admin 神仏習合の日本宗教史 バビロニア占星術が妙見信仰に 連載・神仏習合の日本宗教史(10)宗教研究家 杉山正樹 太古より天体星辰は生活の道しるべであった。古代バビロニアでは、天体の動きから人間社会の吉凶禍福を読み解く占星術が発達し、これが東西世界に伝播した。インドに渡った占 […]
2022年12月17日 / 最終更新日 : 2022年12月17日 rn-admin 神仏習合の日本宗教史 水をめぐる九頭龍信仰 連載・神仏習合の日本宗教史(9)宗教研究家 杉山正樹 白山、阿蘇、鹿野山、戸隠、箱根などの山岳霊場は、龍神信仰と仏教が付会・習合した九頭龍信仰で広く知られる。白山は泰澄、戸隠は学問行者が開基とされているが、それ以前 […]
2022年11月17日 / 最終更新日 : 2022年11月17日 rn-admin 神仏習合の日本宗教史 インド源流の弁財天信仰 連載・神仏習合の日本宗教史(8)宗教研究家 杉山正樹 楽曲や芸能上達の神として崇敬される弁財天。その原神は、川の流れの妙なる様を神格化した古代インドの女神サラスヴァティーである。サラスヴァティーは実在した河の名で、サン […]
2022年10月17日 / 最終更新日 : 2022年10月17日 rn-admin 神仏習合の日本宗教史 熊野三山と山中他界の信仰 連載・神仏習合の日本宗教史(7)宗教研究家 杉山正樹 国土の7割を山地と丘陵に覆われる日本。人々の営みを支える水源となり、貴重な資源をもたらす山々は、古来より里人の生活と共にあり豊穣の源泉であった。恵み深い山の自然は、 […]
2022年9月19日 / 最終更新日 : 2022年9月19日 rn-admin 神仏習合の日本宗教史 北野天満宮と浄土信仰 連載・神仏習合の日本宗教史(6)宗教研究家 杉山正樹 怨霊思想と御霊信仰 奈良時代中期から平安時代末までの400年間は、貴族が政争に明け暮れ戦乱や地震が頻発、都を疫病が度々襲うなど、社会が不安と混乱に包まれた時代であった […]
2022年8月22日 / 最終更新日 : 2022年8月22日 rn-admin 神仏習合の日本宗教史 日吉大社と比叡山延暦寺 連載・神仏習合の日本宗教史(5)宗教研究家 杉山正樹 天台宗と山王神道 11世紀、神仏習合は最澄と空海の登場で新たな段階を迎えるようになる。延暦7年(788)、最澄は薬師如来を本尊とする草庵・一乗止観院(後の延暦寺根本中 […]
2022年7月28日 / 最終更新日 : 2022年7月28日 rn-admin 神仏習合の日本宗教史 八幡神の始まり宇佐神宮 連載・神仏習合の日本宗教史(4)宗教研究家 杉山正樹 八幡神を祀る八幡社は全国の神社8万8千社の半数近くを占め、二位の神明社を大きく上回る。八幡社の総本宮が大分県宇佐市の宇佐神宮で、伏見稲荷と共に渡来人秦氏の創建とされ […]