復活祭

2024年4月10日付 810号

「これを見たペトロは、民衆に言った。『…アブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神、わたしたちの先祖の神は、その僕イエスに栄光をお与えになりました。ところが、あなたがたはこのイエスを引き渡し、ピラトが釈放しようと決めていたのに、その面前でこの方を拒みました。聖なる正しい方を拒んで、人殺しの男を赦すように要求したのです。あなたがたは、命への導き手である方を殺してしまいましたが、神はこの方を死者の中から復活させてくださいました。わたしたちは、このことの証人です。』」(使徒言行録3:12│15)


 西方キリスト教世界は3月31日に復活祭を祝った。グレゴリオ暦に従い、春分の日の直後の満月の次の日曜日を復活祭と定め、毎年移動する祭日。今年は年度のかわる末日となり、新年度と共に復活節が始まった。開花宣言と共に希望の春が訪れた。使徒ペトロが堂々と宣言する「福音」は、十字架に磔にされ死して復活されたイエスは救い主キリストであった、ということ。彼こそ「人生の道、真理、生命」として従う群れが2000年世界に広がった。

前の記事

きたやまおさむ氏