使徒ペトロ

2023年8月10日付 802号

 「わたしたちの主イエス・キリストの力に満ちた来臨を知らせるのに、わたしたちは巧みな作り話を用いたわけではありません。わたしたちは、キリストの威光を目撃したのです。荘厳な栄光の中から、『これはわたしの愛する子。わたしの心に適う者』というような声があって、主イエスは父である神から誉れと栄光をお受けになりました。わたしたちは、聖なる山にイエスといたとき、天から響いてきたこの声を聞いたのです。こうして、わたしたちには、預言の言葉はいっそう確かなものとなっています。夜が明け、明けの明星があなたがたの心の中に昇るときまで、暗い所に輝くともし火として、どうかこの預言の言葉に留意していてください。」(ペトロの手紙二 1:16─19)

 使徒ペトロは、イエスと共にいながらも、その方がいかなるお方かを知らなかった。その方の威光を見せられていたのだが。イエスの死と復活の後、聖霊によって新しい生命を与えられて初めて、その方こそ神のひとり子であると悟った。その後は生命をかけ宣べ伝えるようになった。

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