使命と責任

2020年2月10日付 760号

「飢えた者にはあなたのパンを分け与え、家のない貧しい人々を家に入れ、裸の人を見て、これに着せ、あなたの肉親の世話をすることではないか。
 そのとき、暁のようにあなたの光がさしいで、あなたの傷はすみやかにいやされる。あなたの義はあなたの前に進み、主の栄光が、あなたのしんがりとなられる。
 そのとき、あなたが呼ぶと、主は答え、あなたが叫ぶと、『わたしはここにいる。』と仰せられる。もし、あなたの中から、くびきを除き、うしろ指をさすことや、つまらないおしゃべりを除き、飢えた者に心を配り、悩む者の願いを満足させるなら、あなたの光は、やみの中に輝き上り、あなたの暗やみは、真昼のようになる。」(イザヤ58:7─10)
 かつて苦難の中にいたイスラエル民族に希望の預言が与えられた。自由と幸福を享受する時代の訪れを告げるものだった。だが、そこに至るには選民としての使命を自覚し、責任を果たすことが求められた。時が来てイエスもまた同じメッセージを携えて現れ、そのことばに従うものを探し求めた。