「小羊の婚宴」の時
2019年4月10日付 750号
「時間になったので、イエスは食卓につかれ、使徒たちも共に席についた。イエスは彼らに言われた、『わたしは苦しみを受ける前に、あなたがたとこの過越の食事をしようと、切に望んでいた…』。…またパンを取り、感謝してこれをさき、弟子たちに与えて言われた、『これは、あなたがたのために与えるわたしのからだである。わたしを記念するため、このように行いなさい』。食事ののち、杯も同じ様にして言われた、『この杯は、あなたがたのために流すわたしの血で立てられる新しい契約である。』」(ルカ22・14─20)
西方キリスト教の暦では4月14日から聖週間に入り、キリストの受難と死と復活を記念する。イエスは捕えられる前夜、弟子たちと共に食卓を囲み、パンと葡萄酒を祝して与えた。これを、キリストの御体と御血として、再び来られる日までの信じる者たちの生命の糧とした。主の来臨を待ち望むキリスト者は、主と共に再び食卓を囲む日を待ち望んでいる。その日は「小羊の婚宴」の時、喜びの一日となるはずである。(I)