「主の変容」

2022年8月10日付 790号

 「わたしたちの主イエス・キリストの力に満ちた来臨を知らせるのに、わたしたちは巧みな作り話を用いたわけではありません。わたしたちは、キリストの威光を目撃したのです。
 荘厳な栄光の中から、『これはわたしの愛する子。わたしの心に適う者』というような声があって、主イエスは父である神から誉れと栄光をお受けになりました。
 わたしたちは、聖なる山にイエスといたとき、天から響いてきたこの声を聞いたのです。
 こうして、わたしたちには、預言の言葉はいっそう確かなものとなっています。
 夜が明け、明けの明星があなたがたの心の中に昇るときまで、暗い所に輝くともし火として、どうかこの預言の言葉に留意していてください。」(ペトロの手紙二:16〜19)
 伝統的キリスト教会ではこの時期「主の変容」の出来事を記念する。イエスが山で祈っていると神々しい姿に変わった。その光景を目撃したペテロは、後に力強く証言している。しかし、その時は、まだ、イエスがいかなる方なのかはわかってはいなかった。その方の真の価値を知るのは容易なことではない。

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