モーセの律法

2022年7月10日付 789号

 「イスラエルよ。今、わたしが教える掟と法を忠実に行いなさい。そうすればあなたたちは命を得、あなたたちの先祖の神、主が与えられる土地に入って、それを得ることができるであろう。あなたたちはわたしが命じる言葉に何一つ加えることも、減らすこともしてはならない。わたしが命じるとおりにあなたたちの神、主の戒めを守りなさい。…見よ、わたしがわたしの神、主から命じられたとおり、あなたたちに掟と法を教えたのは、あなたたちがこれから入って行って得る土地でそれを行うためである。あなたたちはそれを忠実に守りなさい。そうすれば、諸国の民にあなたたちの知恵と良識が示され、彼らがこれらすべての掟を聞くとき、『この大いなる国民は確かに知恵があり、賢明な民である』と言うであろう。」(申命記4:1─2、5─6)

 エジプトを脱出したイスラエル民族はモーセを介して神のことばを受けた。40年の後、定着すべき約束の地を前にして、モーセは改めて神のことばを民に聞かせた。加えて、それを心に刻み行えと命じた。これが彼の遺言となった。

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