主の日がくる

2020年12月10日付 770号

 「愛する人たち、このことだけは忘れないでほしい。主のもとでは、一日は千年のようで、千年は一日のようです。ある人たちは、遅いと考えているようですが、主は約束の実現を遅らせておられるのではありません。そうではなく、一人も滅びないで皆が悔い改めるようにと、あなたがたのために忍耐しておられるのです。主の日は盗人のようにやって来ます。
 しかしわたしたちは、義の宿る新しい天と新しい地とを、神の約束に従って待ち望んでいるのです。だから、愛する人たち、このことを待ち望みながら、きずや汚れが何一つなく、平和に過ごしていると神に認めていただけるように励みなさい。」(ペトロの手紙二3:8─10、13─14)
 キリスト教の暦は待降節(アドベント)に入った。一年の終わりは、今年を振り返り新しい年を迎える準備の季節。この時、既に起こった救い主の誕生の出来事を記念する祭りの準備をなし、イエスが約束された来るべき再臨の一日を待望しながら、新たな備えをする時を過ごす。来年が善き年となることを祈り、すべてのものの創り主への信頼を深める季節でもある。