建国記念の日奉祝中央式典/明治神宮会館
誇るべき国柄を次の世代へ

令和8年(皇紀2686年)2月11日、昭和100年の節目を迎えた建国記念の日、日本再生への決意を新たにする「建国記念の日奉祝中央式典」(日本の建国を祝う会主催、葛城奈海会長)が東京都渋谷区の明治神宮会館で開かれた。式典には約400名の参加者のほか、特命全権大使を含む25カ国の在日外交団も参列した。
式典は午後1時に第一部の奉祝中央式典が開始された。続いて、参加者は国旗を通して橿原神宮へ遥拝し、国歌が斉唱された。
その後、主催者挨拶として木下龍輝副会長が葛城会長の挨拶を代読した。「本日2月11日は、今から2686年前、日向の国を発たれた初代神武天皇が、幾多の苦難を経て御東征を成し遂げられ、大和国畝傍山(うねびやま)の辰巳(東南)に位置する橿原の地において、天皇の位にお即きになられた日である。明治6年には、この日が『紀元節』として祝日に定められた。祖国の永遠の平和と繁栄のために尽くす決意を新たにすべき日であり、政府自らが奉祝式典を速やかに実現することをお願いしたい」とした。
来賓の挨拶として、木原稔官房長官は「この日にあたり、日本列島を強く豊かにし、そして皆様とともに誇るべき日本を、次の世代へと確かな形で繋いでいくため、全身全霊を傾けて国政に取り組む決意を新たにしたい」と述べた。また、片山さつき財務相は「『責任ある積極財政』という旗のもと、教育や学校給食の無償化とともに、神社仏閣の重要文化財・国宝に対する負担割合についても改めて検討し、伝統をしっかり守っていきたい」と語った。
また、各党を代表して自民党の井上信治衆議院議員は「我が党の党是である憲法改正についても、国家の基盤を将来世代に責任を持って引き継ぐため、引き続き国民的議論を深め、国会発議を目指して全力を尽くす」と述べ、日本維新の会の石井苗子参議院議員は「政権のアクセル役として皇室や憲法など国家の基本問題に真摯に取り組み、議論をリードしていくことを約束する」と語った。
さらにクロアチアのドラジェン・フラスティッチ大使は「日本では、文化遺産や伝統的価値観が高度な技術とイノベーションに支えられた現代的な生活様式と見事に調和し、過去の最良の価値と未来への大きな可能性とが融合している」と日本を称える祝辞を述べた。
式典では高市早苗首相からのメッセージも紹介された。高市首相は「日本列島を強く豊かにしていく、そして国民の皆様の暮らしと命を守り、日本の誇るべき国柄を、未来を担う次の世代へとしっかり引き継いでいく」と語った。
早稲田大学4年の藤井雄太氏が決議を朗読した。満場の拍手の中、決議が採択され、木下副会長から井上議員と石井議員に決議文が手渡された。
奉祝パレードコンテストの表彰式では、優勝校の国学院大学と準優勝校の早稲田大学に表彰状と記念品が授与された。
第二部では阿比留瑠比・産経新聞論説委員兼政治部編集委員が『高市政権と日本のこれから』と題して記念講演を行った。阿比留氏は高市首相の「試練をチャンスに変える姿勢」に注目。総裁就任時に困難を前にして「チャンス」と語った姿勢は、安倍元首相にも通じる発想だと評価した。その上で外交では、3月の日米首脳会談で対中政策や拉致問題をすり合わせる意義が大きいと指摘。米朝、日朝首脳会談へと外交を展開し、拉致問題解決に道を開くことを期待した。
また内政では、外国人労働者受け入れに関する社会規範の徹底、スパイ防止法整備、AI時代を見据えた原発再稼働・新増設を含むエネルギー政策の見直しを提言した。

