希望の光を放つ預言

2024年12月10日付 818号

 「エルサレムよ、悲しみと不幸の衣を脱ぎ、神から与えられる栄光で永遠に飾れ。/神から与えられる義の衣を身にまとい、頭に永遠なる者の栄光の冠をつけよ。/神は天の下のすべての地に お前の輝きを示される。/お前は神から「義の平和、敬神の栄光」と呼ばれ、その名は永遠に残る。/エルサレムよ、立ち上がれ、高い山に立って東の方に目を向けよ。/お前の子らは、神が覚えていてくださったことを喜び、西からも東からも 聖なる者の言葉によって集められる。/お前の子らは敵に追い立てられ、徒歩でお前のもとを去ったが、/神は彼らを、玉座につく王のように高く上げ、栄光のうちにお前のもとに連れ戻される。」(バルク書5:1-7)


 キリス教世界はアドベント(待降節)に入った。主の降誕を迎える準備の季節。礼典では、苦難の中に希望の光を見いだす預言が多く読まれる。外典のバルク書はバビロン捕囚期に囚われの中で語り祈ったことを記したとされる。混迷する今日の世界でバルクのごとき、希望の光を放つ預言は、どこにあるのだろうか。

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