諸聖人の祝日
2024年11月10日付 817号
「この後、わたしが見ていると、 見よ、あらゆる国民、種族、民族、言葉の違う民の中から集まった、 だれにも数えきれないほどの大群衆が、白い衣を身に着け、 手になつめやしの枝を持ち、玉座の前と小羊の前に立って、 大声でこう叫んだ。『救いは、玉座に座っておられるわたしたちの神と、 小羊とのものである。』また、天使たちは皆、玉座、長老たち、そして四つの生き物を囲んで立っていたが、 玉座の前にひれ伏し、神を礼拝して、 こう言った『アーメン。賛美、栄光、知恵、感謝、誉れ、力、威力が、世々限りなくわたしたちの神にありますように、アーメン。』」(黙示録7:9-12)
9世紀の頃から西方キリスト教会では、11月1日を諸聖人の日を祝ってきた。殉教者や諸々の聖人が見せた尊い信仰の模範を思い起こし、彼らに倣い、来るべき再臨の時に備えていくための祭りだ。この日読まれる黙示録を通して、天地創造のはじめから父なる神が待望してきた終わりの日の完成を仰ぎ見てきた。それは、主が再び来られる時に成就すると信じたからだ。