集落営農法人
天地子の農事組合法人は6月、オペレーターの1人がすい臓の病気で入院してピンチに。6月は小麦を収穫した後、耕運、代かきをして生食用のヒノヒカリと酒米を植えるので、一年で一番忙しいからだ。作業員は7人で、うち80代の2人は軽トラを運転しないことにしたので、さらに人手不足になった。
そこで自治会の非農家の人にも手伝ってもらおうと呼びかけると、小麦運搬の軽トラ運転と田植えの補助に4人が参加してくれ、予定通り済ませることができた。
草が勢いよくよく伸びる夏は、あぜの草刈りに追われる。コシヒカリの穂が出るとカメムシの防除が必要で、7ヘクタールの田んぼにドローンで行っているが、カメムシが逃げ込まないよう、その前にあぜの草を刈らないといけない。
そこで、新たに購入した自走式草刈り機の講習会を開いたところ、12人が参加してくれた。自走式と普通の刈り払い式草刈り機を併用することで、草刈りがかなり楽になる。
また、今年は収入を増やすため、日本政策金融公庫の融資を受けてもみ乾燥機を導入し、盆明けから稼働させるので、さらに人手が必要になる。事務には、会社で会計をしていた女性に参加してもらっており、事務要員も増やす予定。
ますます自治会全体で法人を支えるようになるが、考えてみればそれが集落営農法人のあり方なので、いい方向に進んでいると楽観している。