特別展「鶴岡八幡宮の名刀~歴史に宿る武士の信仰~」

鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム

 鎌倉の新しい歴史、文化の発信拠点として歩み始めた鎌倉文華館 鶴岡ミュージアムでは特別展「鶴岡八幡宮の名刀~歴史に宿る武士の信仰~」を開催している。
 鉄の最高傑作と呼ばれ、日本のものづくりのはじまりともいわれる刀剣は武器としてだけではなく、神霊の宿るものであるとされてきた。源頼朝の鎌倉幕府の設立以来、鶴岡八幡宮には武士の信仰を集めた証として、多数の刀剣が奉納されている。これらの刀剣類は、本阿彌家の指導により管理され、十分な手入れがなされた状態で保存されてきた。
 展覧会では国宝である『沃懸地杏葉螺鈿太刀』(いかけじぎょうようらでんたち)、太刀『正恒』や重要文化財である明治天皇奉納の太刀『国吉』、北条氏綱奉納の太刀三振など、鶴岡八幡宮に伝わる鎌倉殿ゆかりの名刀を半世紀ぶりに公開する。また、名刀にならぶ、時の武将ゆかりの品なども展示(展示替えあり)。国宝6点、重要文化財12点を含む65点の神宝類が800年の歴史に宿る武士の信仰を物語る。

会場:鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム(鶴岡八幡宮境内)
会期:令和3年9月1日(水)から12月5日(日)まで(月曜日休館、月曜祝日の場合は翌平日)
開館時間:午前10時から午後4時半まで(入館は閉館30分前まで)
お問い合わせ:0467-55-9030
HP: https://tsurugaokamuseum.jp