主の復活の証言

2021年4月10日付 774号

 「さて八日の後、弟子たちはまた家の中におり、トマスも一緒にいた。戸にはみな鍵がかけてあったのに、イエスが来て真ん中に立ち、『あなたがたに平和があるように』と言われた。
 それから、トマスに言われた。『あなたの指をここに当てて、わたしの手を見なさい。また、あなたの手を伸ばし、わたしのわき腹に入れなさい。信じない者ではなく、信じる者になりなさい。』トマスは答えて、『わたしの主、私の神よ』と言った。
 イエスはトマスに言われた。『わたしを見たから信じたのか。見ないのに信じる人は、幸いである。』」(ヨハネによる福音書20:26─29)
 西洋キリスト教の暦では今年4月4日が復活祭(イースター)。その後、聖霊降臨の主日までの七週間を復活節として祝う。弟子たちは主の復活を体験し、彼こそキリストであると証言する。
 ユダヤ教の祝祭日とも重なる春の祭り。草木が芽吹き、花咲く大自然の躍動の中に、聖霊の息吹を感じる。かつても今もこれからも創造主は生きておられる。見えない神の見えるしるしを感じ取っていきたいものだ。