2020年11月18日 / 最終更新日 : 2020年11月18日 rn-admin 社 説 日本の「原風景」が生きる力に 2020年11月10日付 769号 熊本県天草市のキリシタン史跡を巡ったとき、山本七平が日本的資本主義の倫理の始まりとする鈴木正三(しょうさん)の銅像に出会った。山本は、日本をつくった2人の思想家として、江戸時代前期の […]
2020年10月17日 / 最終更新日 : 2020年10月17日 rn-admin 社 説 ウイズコロナの新生活と倫理 2020年10月10日付 768号 コロナ時代の生き方について多くの議論が展開されている。新型コロナウイルスの感染者、媒介者になる危険を避けることが新生活の倫理の核心で、その状態は、当初の楽観的な予想に反し、かなり長期 […]
2020年9月21日 / 最終更新日 : 2020年9月21日 rn-admin 社 説 李登輝元総統と後藤新平 2020年9月10日付 767号 7月30日、97歳で亡くなった台湾の李登輝元総統が91歳で上梓した『李登輝より日本へ贈る言葉』(ウェッジ)で元総統は「日本に学んだ武士道の精神があったから、台湾は中国文化に呑み込まれず […]
2020年8月14日 / 最終更新日 : 2020年8月20日 rn-admin 社 説 新生活でローカリティの回復を 2020年8月10日付 766号 森鷗外は「余ハ石見人森林太郎トシテ死セント欲ス」で始まる遺書を残し、60歳で亡くなった。代々津和野藩の典医の家に生まれ、今の東大医学部を卒業後、ドイツに留学し、帰国後は陸軍軍医を務めな […]
2020年7月22日 / 最終更新日 : 2020年7月22日 rn-admin 社 説 私の中に宗教を土着させる 2020年7月10日付 765号 万葉文化論が専門の上野誠奈良大学教授は、『日本人にとって聖なるものとは何か』(中公新書)で、「多神教とは、多くの神々がいる宗教ではなく、無限に神が生まれ続ける文化構造と考えねばならない […]
2020年6月18日 / 最終更新日 : 2020年6月18日 rn-admin 社 説 「自粛」を成長の期間に 2020年6月10日付 764号 新型コロナウイルスに感染しないよう「自粛」を心掛ける新しい生活が始まった。長期間、宇宙ステーションで巣ごもり生活の経験がある宇宙飛行士の若田光一さんが、「自粛の期間は成長のチャンス」とテ […]
2020年5月17日 / 最終更新日 : 2020年5月17日 rn-admin 社 説 ポスト・コロナの世界と宗教 2020年5月10日付 763号 NHKテレビのインタビュー「〝コロナ危機〟どう生きる」で山中伸弥さんは、「最初はコロナとの〝闘い”という表現を使っていたが、今はもう使っていない。ウイルスとの〝共存”、平和的共存だと思 […]
2020年4月15日 / 最終更新日 : 2020年4月15日 rn-admin 社 説 ウイルスが存在する意味 2020年4月10日付 762号 新型コロナウイルスの感染で世界が一瞬にして変わってしまったようなここ数か月である。刻々の情報に驚かされながら、ふと考えるのは、ウイルスは何のために人に感染するのか、感染して人がいなく […]