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[2019年6月10日号 1面記事(1)]

上皇陛下の御聖徳を後世に

令和元年5月定例評議員会

鷹司尚武氏が統理に再任/神社本庁

神社本庁5月定例評議会 

 神社本庁(田中恒清総長)令和元年5月定例評議員会(中山高嶺議長、定数168人/出席153人)が5月23日から25日までの3日間、東京・代々木の神社本庁大講堂で開催された。上程された8つの議案のうち、予算審議特別委員会(角河和幸委員長)に付託された令和元年度一般会計歳入歳出予算案など4議案が原案通り可決され、その他の4議案も本庁職員の説明の後、原案通り可決された。議案審査特別委員会(金岡正和委員長)に付託された6つの議案審査特別委員会付託議案は、一部修正の後、4議案にまとめられ、可決された。

 23日午前10時に一同、統理が入場。修祓、神殿拝礼、国歌斉唱、敬神生活の綱領唱和の後、開会し、鷹司尚武統理が「今上陛下に対しては斯界をあげて、誠を尽くしたい。国内外に安全を脅かすことも多くあるが、神社の役割を果たし、より良い社会をつくるために神道精神をもって尽力したい」と挨拶(写真)した。
 来賓挨拶に移り、小松輝世久神宮大宮司が「神社本庁の日頃の努力に感謝し、今後ともさらなる結束のもと斯界の発展、後進の指導を期待したい」と、神道政治連盟会長打田文博氏の代理で服部憲明・岩津天満宮宮司が「安定的な皇位継承のため女性宮家をめぐる議論がなされているが、万世一系の皇室は男系によって継承されてきた。憲法改正は斯界の悲願で、先輩たちの熱い思いが継承されている。粘り強く国会発議と国民投票を見据えた取り組みをしていく」と述べた。
 物故者に黙祷を捧げた後に日程に入り、各都道府県から選考委員が推薦され、議長・副議長選挙の後、議長が中山高嶺氏(埼玉県神社庁長)に副議長が川村公彦氏(高知県神社庁長)と春名明氏(後山神社役員)に決定した。続いて議事録署名議員が指名され、田中総長が挨拶をした。挨拶の要旨は次の通り。
 「今秋には『即位礼正殿の儀』、『大嘗祭』をはじめ御即位に伴う一連の行事が執り行われる。新しい御代を迎え、皇室の弥栄を祈念する。神宮においては、昨年も850万人を超える参拝者があり、高い参宮気運を維持している。一方、神社大麻・暦の頒布活動を取り巻く環境は厳しく、減退傾向が続いている。本宗奉賛活動の協力推進に努めていく。
 皇室護持運動については、天皇陛下御即位にあたり、国民挙って御慶事を寿ぐべく、関係団体等と協力し、奉祝行事を展開する。『安定的な皇位継承を確保するための諸課題』と『女性宮家の創設等』を検討するとの問題に関しては、神道政治連盟や関係国会議員と連携し、歴史的に男系継承が古来例外なく維持されてきた重みを踏まえ、皇室の将来的安定化に向けた方策が検討されるよう対応を図る。
 憲法改正に向けた取り組みについては、国会での論議の活性化と、改憲気運の醸成を目指し、神道政治連盟が取り組む『公開憲法フォーラム』に協力し、『美しい日本の憲法をつくる国民の会』と連携し、さらなる実践活動に努める。
 令和元年度の一般会計予算については、総額が48億9634万円となり、前年度に比較して、6216万円の減額計上となっている。
 皇室と神宮、神社との深い結びつきが広く国民に再認識される好機となることを願う」
 次に議案審査特別委員が選任された。上程された議案は次の通り。第一号:令和元年度一般会計歳入歳出予算案、第二号:一般会計資金年度内一時繰り替えの件、第三号:平成三十年度御代替関係特別会計歳入歳出補正予算案、第四号:令和元年度御代替関係特別会計歳入歳出予算案、第五号:神社祭祀規程の一部を変更する規程案、第六号:御代替記念昇級特別措置に関する規程案、第七号:御代替記念昇階特別措置に関する規程案、第八号:財務規程の一部を変更する規程案。第一号と第二号は一括議題として扱われ、令和元年度の一般会計予算大綱が田中総長から発表された後、詳細が神社本庁職員から説明された。第三号と第四号も一括議題として扱われ、詳細の説明が行われた。その後予算審議特別委員が選出され、午後3時20分から議案審査特別委員会が開かれた。


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