創造の完成の日

2020年10月10日付 768号

「万軍の主はこの山で祝宴を開きすべての民に良い肉と古い酒を供される。それは脂肪に富む良い肉とえり抜きの酒。主はこの山ですべての民の顔を包んでいた布とすべての国を覆っていた布を滅ぼし、死を永久に滅ぼしてくださる。主なる神は、すべての顔から涙をぬぐい、御自分の民の恥を地上からぬぐい去ってくださる。これは主が語られたことである。その日には、人は言う。見よ、この方こそわたしたちの神。わたしたちは待ち望んでいた。この方がわたしたちを救ってくださる。この方こそわたしたちが待ち望んでいた主。その救いを祝って喜び躍ろう。主の御手はこの山の上にとどまる。」(イザヤ25:6─10)
 ユダヤ教徒は安息日に家族で食卓を囲み、創造の完成の日を先取りして祝う。週のはじめの日にキリスト教徒は小羊の婚宴を先取りして祝祭を捧げる。創造主の願いが成就することを願う信仰者は、神の救いの御業の完成の時を待ち望む。その日、人類は神と顔と顔を合わせて寿ぐ祝宴の喜びを味わう。

次の記事

敬老の日