八坂神社

2020年9月10日付 767号

 天地子の自治会がお祀りしている八坂神社で8月29、30の両日、秋祭りを行った。去年までは20日ころの土日だったが、コシヒカリの刈り取りと重なるので、月末に延ばしてもらった。コロナのため参加者を限っての神事で、獅子舞も獅子頭を据え、音楽だけの奉納にする予定だったが、興が乗ってきたので若手が威勢よく舞った。
 宗教法人として設立されたのは昭和28年だが、最古の祭の記録は明応3年7月27日とあり、市内の数社を掛け持ちしている宮司は、「日にちまでわかっているのは珍しい」と解説。明応3年は1495年で応仁の乱(1467〜78)の後で、都はまだ荒廃していただろう。
 八坂神社なのでご祭神は荒ぶる神のスサノオ。疫病を退治してくれる神だが、江戸時代の絵巻によると、退治するのではなく、鬼が悪さをしないように手形を押させていた。ウイズコロナの江戸版で、悪を退治しようとするのはやりすぎなのである。
 万葉学者の上野誠奈良大学教授が「キリスト教は原罪主義だが、日本は原恩主義」と面白い表現をしていた。全てに感謝するところから始め、それぞれに居場所を与え、平和共存を図るのである。ハリウッド映画のようにエイリアンを撲滅することはない。彼らにも家族がいるのだから。
猛暑のおかげで盆明けに収穫したコシヒカリは豊作。新米のおいしさを堪能した。9月下旬にはヒノヒカリ、10月には酒米を刈り取る。テレワークで在宅がメーンとなり、地域の活動に専念できるのがありがたい。