復活祭
2020年4月10日付 762号
「そこで、ペトロは口を開きこう言った。『神は人を分け隔てなさらないことが、よく分かりました。どの民族の人であっても、神を畏れて正しいことを行う人は、神に受け入れられるのです。神は、イエス・キリストを通して御言葉をイスラエルの子らに送り、平和を告げ知らせてくださいました。このイエス・キリストこそ、すべての人の主です。…人々はイエスを木に掛けて殺しましたが、神はこのイエスを三日目に復活させ、人々の前に現してくださいました。そしてイエスは、ご自分が生きている者と死んだ者との審判者として神から定められた者であることを、民に宣べ伝え、力強く証しするようにと、私たちにお命じになりました。』」 (使徒言行録10:34─36、38─42)
4月12日は復活祭。ユダヤ教の伝統を踏まえて「新しい過越祭」とも呼ぶ。死の障壁を取り除き、神と人類の和解が、この方の尊い犠牲によってもたらされた。人々がそこまで心頑なでなければ、神のひとり子の価値を悟った者が、人類救済の道をより早く広げていたかもしれない。